トヨタ、燃料電池車発売へ 年内にも、市場でリード狙う

トヨタ、燃料電池車発売へ。今年末にも国内で市販する方向
日付:2014年6月4日
配信元:朝日新聞デジタル
トヨタ自動車が、二酸化炭素を出さずに走るエコカーの燃料電池車(FCV)について、今年末にも国内で市販する方向で検討していることがわかった。世界の自動車メーカーに先駆けて売り出し、市場の開拓でリードをねらう。
FCVは、酸素を取り込み、燃料の水素と反応させて生み出した電気で動く。走る時に水しか排出せず、空気を汚さないため、「究極のエコカー」と呼ばれる。1回の燃料補給で500キロ超走れるのも特徴だ。
トヨタはこれまで、「2015年中にFCVの市販車を投入する」と説明してきた。同社の関係者によると、愛知県豊田市の元町工場で年内にもセダン型の生産を始める準備を進めており、市販の時期は今年12月~来年1月を軸に検討している。生産は月100台前後とする予定だ。