神奈川県開成町 らせん水車を利用した少水力発電設備が完成

らせん水車を利用した少水力発電設備
日付:2015年04月07日
配信元:世界の水事情
2015年3月31日、神奈川県の開成町でらせん水車を利用した少水力発電設備「あじさい公園発電所」の竣工式が行われた。
らせん水車を利用した少水力発電は、発電量は少ないが高低さが小さな場所でも設置できるのが特徴だ。この発電方式を採用したのは今回が神奈川県内では初めてのケースとなる。
あじさい公園発電所の発電量は約11,000Kwh/年で、これは一般家庭3世帯分の年間消費量に相当する程度と少ない。開成町では発電した電力のうち約1割を公園の街灯用に使用する他、残り約9割を売電する。この売電で得られる利益は年間約25万円になるという。
あじさい公園発電所の設置には、再生可能エネルギーの普及を啓発するという目的もあり、今後は学校の教材として利用する事も検討される。