東海道新幹線285キロに 最高時速、来年3月から

東海道新幹線の速度向上について
日付:2014年12月18日
配信元:JR東海
東海道新幹線では、速度向上による輸送サービスの向上を図るため、これまで試験車両を用いた確認試験を実施してきました。
このほど、必要な試験を終え、車両や設備の安全性、沿線環境、乗り心地などの面で良好なデータが得られましたので、鉄道事業法に基づき、最高速度の向上に関する事業基本計画変更の認可申請を国土交通省へ行いました。
JR東海の柘植康英社長は18日の記者会見で、東海道新幹線の最高時速を来年3月に、現在の270キロから285キロに引き上げると明らかにした。ダイヤ改正に合わせる。速度アップはのぞみがデビューした1992年3月以来、23年ぶり。東京―新大阪の所要時間は、最大で3分縮まる。
JR東海によると、制動力を向上させたブレーキと、カーブでも車体を傾け速度を保つシステムを備えた最新車両N700Aや、改造したN700系で285キロ走行ができる。東京―新大阪は都市部やカーブの区間が多いため、速度アップは難しいとされていた。