JAXA: シャトル後継機の開発 米企業に技術協力を検討

JAXA:シャトル後継機の開発
日付:2014年7月26日
配信元:毎日新聞
米企業シエラネバダ社は、スペースシャトルの後継機について、日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)と技術協力を検討するとの覚書を締結したと発表した。
同社は「日本での打ち上げ、着陸の可能性も調べたい」としている。
この後継機は再使用型有人宇宙船「ドリームチェイサー」(全長9メートル、幅7メートル)。最大7人の搭乗を想定し、地球と国際宇宙ステーション(ISS)を往復する手段として期待されている。
同社は現在、米航空宇宙局(NASA)の支援も得て開発を進めている。計画では、1号機は2016年11月に米アトラス5ロケットで打ち上げ、帰還時にはスペースシャトルのように滑空して滑走路に着陸する。同社は「日本には、打ち上げや帰還をサポートするインフラが整っている」と日本を拠点にした運用にも期待した。
JAXA広報部は覚書について、「将来に向けた技術協力の可能性を検討している段階」としている。