「iPS細胞ストック」の提供開始

「iPS細胞ストック」の提供開始
日付:2015年08月06日
配信元:国立大学法人京都大学iPS細胞研究所
京都大iPS細胞研究所は6日、人の人工多能性幹細胞(iPS細胞)を備蓄しておくストック計画の一環として、大日本住友製薬に臨床用iPS細胞を有償提供したと発表した。
患者自身の細胞から作ったiPS細胞をさまざまな細胞や組織に変化させて移植すれば拒絶反応は起きないとされるが、時間や費用がかかる。
京大は拒絶が起こりにくいiPS細胞を備蓄し、広く迅速に提供する体制を整備してきた。実験用は提供していたが、安全性の高い臨床用は今回が初めてで、患者への利用が進みそうだ。