新型衛星搭載のH2Aロケット打ち上げ成功

新型衛星搭載のH2Aロケット打ち上げ成功
日付:2014年10月07日
配信元:YomiuriOnline
新型の気象衛星「ひまわり8号」を載せたH2Aロケット25号機が7日午後2時16分、鹿児島県南種子町の種子島宇宙センターから打ち上げられた。
衛星は28分後、高度約263キロで切り離され、打ち上げは成功した。
ひまわり8号は、現在運用中の7号の後継機で、全長約8メートル、重さ約1・3トン。観測の性能が格段に上がり、天気予報の精度向上や防災への活用が期待される。特に、静止気象衛星として世界で初めてカラー画像を撮影でき、気象庁は「雲との判別が難しかった火山灰や黄砂の分布をより細かく把握できる」と話す。
北極から南極までを撮影するのにかかる時間も7号の約30分から約10分に短縮され、日本付近は2分半ごとに撮影できるという。
来夏に観測を始める予定。7号は予備機として地球の周回を続ける。国産主力ロケットのH2Aの打ち上げは、2005年から19回連続の成功となった。